ブログ『幸福物語』

良く踏ん張りました。

掲載日:2017年8月20日
カテゴリー:

少し前になりますが、結婚1年目の女性から夫婦の危機を綴った手紙が

きました。

一緒に生活してみると、徐々に色んな面が見えてくるのですが、直ぐに

言うが出来ないと、毎日の事なので心に積もっていくものです。

 

それが一杯になった時、彼にそれとなく心に積もったものを少しだけ吐き出

してみた所、「○○さんが、もうダメだと思うのであれば○○さんが良い様に

してくれていい、僕は○○さんの幸せだけを願っているから」 と言われました。

 

それは彼女が求めていた言葉ではありませんでした。

手紙には、もうダメだと思うと書いてありました。

 

実に良くある妻の悩みです。

「私はこんなに一生懸命やっているのに」と、妻は思うのです。

『もっと私に感謝したり、優しくしてくれもいいものを、当たり前と思っているのね』と

心で思うのです。

 

そして、愛情を確かめる為に、夫に言いがかりを付ける言葉を投げかけ、

「何いっているんだ、僕は君が一番大事だし、大好きだよ」と、言われるのを期待

すのですが、その言葉が無いと、今度は夫を憎み始めます。

そしてどんどん険悪な関係になって行くのです。

 

夫はと言うと、そんな単純な事だとは思ってもいないので、妻の言葉をまともに受け

て喧嘩になるか、お門違いの返答をするのです。

でも、夫は最大限に妻を思っているのです。

妻の為に働き、妻の喜ぶ顔を見たいと思い、妻を必死に守っているのです。

言葉でしか理解できないのが女性だから、それが分からないのです。

男と女の違いなんです。

 

彼女の手紙には、色んな理由が書いてありましたが、私には彼の愛情を確かめて

いる事が良く分かりました。

取り返しが付かない内に、彼女と話をしようと思って思ったのですが、成婚退会すると

個人情報は全て処理しますので、連絡先が分からない。

そこで、手紙を書こうと思っていました。

 

すると、女性から次の手紙が届きました。

あれからもう一度、彼と本当にこれでもか!って位に、話し合いました。

私の心の中を全部吐き出して、彼にも言いたい事を言ってもらいました。

 

もうダメだとは思ったものの、彼の一途で何があってもぶれない鉄の様な性格と

私を守ると言ってくれた言葉、結婚してからも彼の気持ちは何も変わっていなかった

のです。

その優しさに甘えていたのは私でした。

彼の愛情が大き過ぎて、すっかり私は我儘になっていました。

「○○さんの為なら僕は身を引く」、この言葉の意味が良く分かりました。

 

ダメだったら我慢しないで次に行こうなんて、手紙を書いてしまいました。

この世で一番大事な人を見失う所でした。

でも、彼は少しだけ変わってくれたので、話し合って本当に良かったです。

これからも、色んな事一杯話し合って行こうと思います。

 

傍から見ると大した事は無いと思うでしょうが、毎日顔を合わせているのですから

当人にしてみれば、凄い悩みなんです。

だからこれで別れてしまう夫婦はとても多いのです。

流石に良く踏ん張りましたね。良かった。

 

 

 

 

 

 

 

ミニチュアですが、こちらも良く踏ん張っています。

ピサの斜塔。

 

 

 

 


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