結婚できます『婚活作法』

じわじわ感じる幸せ

掲載日:2016年1月13日

お見合いは古臭いとか堅苦しいとか思われますが、実は成婚率が高く離婚率は低いのです。

なぜか?

お互いに結婚の意志があり、最初から結婚を視野に入れた出会いだからです。

何度か会ううち、ズバリ「この人と結婚したいかしたくないか」の判断をします。

お互いを知ろうとする気持ちがあるので、自分を偽らず、ありのままの姿で向き合えます。

さらに結婚が前提なので、仕事や家庭のことを無理なく聞けます。

何度か会い、結婚を考えられる相手だったら交際に発展します。

それも、たまに会って食事で終わるような交際ではありません。

お茶や食事から始まり、映画やドライブと一緒にいる時間を徐々に長くしていき、

時には飲みに行って、いろいろな場面でのお互いの存在を確認し合います。

そして結婚が見えてきたら、お互いの家族に会うようにこちらで勧めています。

 

お見合いからの交際は、現実的で恋愛気分にならないと思う方がいますが、

結婚が当たり前ではない時代は、結婚したいと思える相手でないと、お見合いで

あろうと絶対に結婚を選択しません。

それはドキドキワクワクするのとちょっと違い、互いを信じ必要と思える気持ちなんです。

一緒にいるのが当たり前と思える自然な感情だったり、一緒にいると何だか

温かく落ち着いた気持ちになるとか、何気ない普通の会話ができるとか、恋愛

というよりも信頼感と「この人だ!」と思える強い意志なのです。

 

お見合い結婚した方々からよく聞くのが、「結婚してからの方が、毎日楽しく感じる」

「結婚しても、交際していた時と全く変わらない」とか、「結婚してから本当にこの人で

良かったと思ったし、5年目の今の方が毎日楽しい」など、結婚してからじわじわと

感じる幸せがあるのです。

さらに「3ヶ月の交際で結婚して大丈夫なのか心配していたが、結婚してから恋愛

しているみたいで年々仲良くなり、本当に幸せそうです」と、親御さんからも聞きます。

お見合い結婚で幸せに暮らしているから、その友達や親戚、親御さんからの紹介で

相談に来る方が多いのです。

 

再婚の会員さんの殆どがお見合いではありません。

5年間同棲して結婚したら3ヶ月で離婚したり、10年間交際して入籍した途端、

多額の借金が発覚したとか、交際中は考えなかった相手の親が結婚後、煩わしくて

上手くいかなかったなど、結婚してから初めて結婚の意味が分かったケースが恋愛

結婚には多いのです。

ちょっとした優しさや、外見だけで恋愛感情が生じます。

交際も、会いたい時にだけ会えば良いのですし、恋愛感情が邪魔をして相手に合わせ

てしまうこともしばしばです。

 

一方、結婚とは生活です。

ドキドキわくわくよりも大事なものがあります。

「結婚は恋愛の先にある」と私も思っていましたが、長年交際していた男性と結婚に

至らなかったとき、恋愛と結婚の違いを思い知らされました。

遠距離とか家庭環境の違いは愛があれば乗り越えられると信じていましたが、いざ

結婚の話になった時、思いもよらない現実問題がたくさんあったのです。

結婚の弊害が生じたとき、信じていた頼みの愛情も薄れていきました。

ただ好きな人と結婚したいだけなのに、それだけでは結婚は出来ないのです。

 

この経験から、結婚に恋愛を求めるより、自分だけではなく親兄弟も、自然に無理なく

一緒に居られる人が良いと思うようになり、色々な方とお見合いをしました。

しかし「この人だ!」と思える出会いはなく、自分の気持ちを優先すると、相手を知ろうと

することが出来ないし、悩みました。

でも悩みながらも結婚の道を諦めなかった結果、夫との出会いがあり、さらに悩める

皆さんの結婚相談をすることになりました。

 

夫とは四半世紀も一緒にいますが、誰よりもわがままが言える、一番楽な場所だと思います。

結婚してから分かったことですが、恋愛感情とは、自分にその気持ちがあれば良く、ただ

思っているだけで幸せです。

しかし、お互いにそばにいなくては困る存在が、夫婦なんです。

そえが、恋愛と結婚の違いです。

だから、結婚相手と出会うのは、お見合いの方が多いのです。

 

次回は、男性と女性の結婚観の違いについて。

 

平成25年8月13日 長野市民新聞掲載

 

SSCN4623


お問い合わせ

お電話でのお問い合わせ

受付時間:10:00 ~ 19:00

メールでのお問い合わせ

メールの返信には少々お時間を頂きます。
お急ぎの際はお電話にてお問い合わせ下さい。

LINE@に登録する

QRコードをクリックすると画像が拡大します。
お手持ちのスマートフォンからご利用ください。