結婚できます『婚活作法』

ゴール遠のく要因に

掲載日:2019年4月2日

年末から冬らしい寒い毎日ですが、大寒が過ぎましたので徐々に春の

兆しが見えてくる事を楽しみに平成最後の冬をインフルエンザにも注意

して乗り切ろうと思います。

 

今年も有難い事に、婚活セミナーや講演会講師のご依頼を頂いています。

親御さん向けの講演も毎年各地でやらせて頂いていますが、社会が刻々と

変化している中で結婚への意識や婚活状況も数ヶ月もすれば変わっています。

講演会で話す内容は変化に応じて変えていますので、以前講演会で聞いたから

とか、一度相談に行ったからと言う方でも、もし機会がありましたら講演会に足を

運んでみてください。

先月は年明けから30代女性と、親御さんから娘さんの結婚相談が多かったのですが、

中でも驚いたは、8年前に一度だけ婚活イベントに参加したと言う女性です。

未だに婚活している訳ですが、パーティーだけでは無理ではないかと思い相談に来ました。

一度しかお会いしていなかったのですが彼女の顔を覚えていました。

当初は20代後半だったのですが、彼女の話を聞いて結婚出来ない理由が幾つか

思い当たりました。

一番は親子共に結婚に対する意識が低いと言う事です。

「その内に理想の相手が現れるから心配しなくても大丈夫だよ」

とか、

「学歴より顔が大事よ、年齢は年下の方があなたには合っていると思うわ、

でも年収は重要よ、あなたはパートなんだから」

と無茶苦茶な事を言っているそうですが、母親の言う通りにしている彼女は、

親が気に入ってくれる男性を求めていますので、未だ親の理想の相手とは

マッチング出来ないと言います。

 

私から見ると、どう考えても年収が高い年下のイケメンとの結婚が現実的

とは思えません。

だからもしも親御さんが

「あなたを大事にしてくれる人と結婚してね」

と言っていたら、真剣に婚活している彼女ならきっとすてに結婚していたでしょうね。

結婚したい気持ちが強くて婚活を頑張っているのに、親が結婚を遠ざけている

事が分からないのは、現代の婚活状況を知らないからです。

それとは逆に、全く結婚する気の無い娘さんに結婚の話をすると喧嘩になって

しまうと言う親御さんの相談も幾つかありました。

30歳を過ぎても実家で親に面倒を見て貰っているくせに、反論されて親が悩んでいるのです。

親にとっては、子供が何歳になっても心配で放って置けないのは痛い程分かりますが、

確かに結婚しなくても困らないのかも知れませんけど、親に甘えて勝手な事を言って

いるのでは、結婚する気になったとしても厳しい婚活に直面したら耐えられないと思います。

 

自分の人生だから好きにしたいのであれば、何時か一人で生きて行く時が来る訳ですから、

せめて一人で生活をする事を考えさせる必要があります。

親に齧る脛がある内は子供を甘やかせていられますが、限界が来てからでは遅いです。

結婚相談をしていますが、この様にそれぞれのご家庭で悩みが様々にあります。

普通が壊れた現代で、親御さんも先の見えない不安を感じていますが、

今出来る事を考えて行動して欲しいと思います。

 

 

平成31年2月7日    長野市民新聞掲載


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