先ず褒める事から

掲載日：2024年3月9日

味覚の秋、行楽の秋、そして婚活の秋と言う事でいよいよ各地の

市町村で婚活イベントが始まりました。

今年は２０代の男女が昨年よりも多く参加している様に思います。

最近は若者の多くは恋愛経験が無いと話題になりましたが、

３０代４０代でも婚活イベントに参加する方の多くは恋愛経験が無く、

婚活初参加と言う方もいるのでセミナーの内容はそれに合わせて結婚

よりも恋愛について話す様にしています。

参加者のプロフィールの自己PRを見ると、

「人見知りで会話が苦手なので、楽しい話をしてくれると嬉しいです」とか

「インドアで人と接するのが苦手なので、それを理解して欲しい」とか、

自分の短所を堂々と記入し、尚且つそれを受け入れて欲しいと相手に希望している人がいます。

そして男性は「一緒にいて楽な人」、女性は「リードしてくれて尊敬できる人」を

求めていますが、こんな考え方をするのは恋愛経験がないからです。

一緒にいて楽な人とは、自分が良いと思った女性から積極的に連絡をしてくれて

ランチに誘って貰い、もしかしたら女性からプロポーズをしてくれたら有難いと

まで思っている様で、リードしてくれる女性の方が楽だと考えています。

恋愛経験がある男性ならば、気になる女性がいたら相手に嬉しいとか

楽しいと思って貰える様に積極的に行動します。

尊敬できる男性とお付き合いしたら、女性は嫌われない様に常に気を抜けないと

思うのですが、恋愛経験のある女性は真面目で優しい人が一番と良く言います。

しかし経験が無い事をいくら話しても理解出来ないと思うので、婚活をする事で

多くの人と出会い、恋愛まで進展しなくても異性と関わる経験をする事が何よりも大事です。

その為にはせめて

「好きになってもらう為に必要な事」や

「出会いからどんな風に進めたら良いのか」について詳しく話しています。

そして婚活セミナーでは参加者に課題を出しています。

それは会話をする時は、必ず相手の良い所を一つで良いから褒める事です。

人は誰でも褒められると嬉しいものですが、普段からあまり褒められる事は

少ないと思います。

だから人を褒める事もなかなか出来ない様な気がします。

まして人見知りで会話が苦手と言う方がいきなり課題を出されても困惑するのは

分かっているので、どんな所を褒めるのか、どんな言い方をしたら良いのかを教えます。

人を褒める事が出来る様になると人間関係が円滑になりますので、結婚しても

仲の良い夫婦になれると思っています。

特に婚活では外見を中心に嫌な所は直ぐに見つけても、良い所は探そうとはしないものです。

褒める為には相手を良く観察する必要があるので、真面目に課題に取り組んでくれる人は

きっと結果に繋がると思っています。

そしてどんな所を褒められたかを知る事で、自分の良い所を発見できるのでモチベーションもあがります。

婚活する事で異性との関わり方や、褒める事でコミュニケーション力を高める経験を

していく事が幸せな結婚に繋がると思っています。

婚活イベントは始まったばかりですので、良い結果になる様に私が出来る事を

精一杯頑張りたいと思っています。

令和５年１０月５日長野市民新聞掲載