将来に危機感もって
掲載日:2016年1月29日
師走に入り、何かと気忙しい毎日ですが、1年を振り返ってみると、今年は昨年よりも会員さん同士の
成婚が多かったことが、何よりうれしい結果です。
他にも1月と4月に長野市結婚支援の一環として、8月からは松代地区社協さん主催で、それぞれ
企画から参加して「親同士のお見合い」を開催しましたが、すでに2組が結婚したと言う喜びの報告が
ありました。
毎月開催している、料理のパーティーでも、数組が結婚しています。
今年もお陰様で、多くの方の幸せな結婚を繋ぐお手伝いができました。
さらに今年は、講演会のご依頼もいただき、より多くの方々から、結婚の悩みをお聞きする機会がありました。
そこで分かったことは、婚活しない男性と、結婚する気のない女性が恐ろしく多く存在していることです。
少子化対策として、国も婚活に予算を投入して、各地で様々な婚活イベントを開き、応援しています。
それなのに、多くの男女が結婚したいと思わないのですから驚きでした。
深刻に悩む親御さんと一緒に、どうやったて結婚に向かわせれば良いのかと思い悩んだ1年でした。
しかし、多くの親御さんと話す中から、子離れができない親御さんがとても多いことと、親も子も今の結婚
事情を知らないから、その内に何とかなると思っていたり、ご近所でも結婚しないのは珍しくないので、
とても気楽に考えていることを知り、原因の一つは親御さんにあると思いました。
さらに日々の相談から、結婚と親の老後の面倒を見ることをセットで考えている子供が多いのは、まさに
晩婚化の影響です。
結婚するしないは個人の自由ですが、老後を支える人がいなくなる現実があります。
自分の将来がいかに厳しくなるのか、まるで危機感を持っていないのにも驚きます。
20年後には、一人暮らしの老人がとても多くなると想像すると、これも困った問題になるのでしょうね。
だから、何事も他人事と思わないで、もっと周囲の人が世話を焼いても良いと思います。
私は来年も、もっともっと世話焼きになるつもりです。
一人でも多くの方から結婚してよかったと言って貰える様に、また親御さんと一緒に悩んで行きたいと思います。
今年は色々と経験させて頂く事が多く、大変勉強になる1年でした。
機会を与えてくださった事に感謝いたします。
コラムを読んで頂いて、ありがとうございました。
来年も宜しくお願いいたします。
良いお年をお迎えください。
平成26年12月4日 長野市民新聞掲載