結婚できます『婚活作法』

早い段階で気付いて

掲載日:2023年3月1日

早いもので今年もあと1か月ですが、新型コロナウイル感染は収まらず、

経済状況も不安定で日常生活に影響を受けましたが、婚活では昨年よりも

結婚が決まった件数が多く、行動制限が無かった事でお見合い件数も多かっ

たです。

しかし全体的には婚姻率は低下し続けています。

 

行政が主催した婚活イベントでは、今年も初参加者が多かったので結婚を

希望する独身者が増えて来た傾向にあるのかとも思われますが、イベントの

結果を見てみると『結婚したい』と言うよりも、『理想の人と出会えたら結婚したい』

と言う意識の方が多いので出会うだけの婚活になっています。

 

婚姻率を上げる為にはどんな対策が必要なのか行政の方から相談がありますが、一番問題

なのは『結婚する気の無い独身者』だと思います。

独身者の割合からすると婚活している独身者は僅かです。

結婚は本人が決める事とは言え、40代になってから慌てて婚活を始める方がとても多い

のも事実です。

 

先日、20代30代に混じって女性参加者の半数が40代と言う婚活イベントがありました。

その中で40代後半の女性達は婚活初参加でした。

婚活を始めた理由は「このまま生涯一人では不安で寂しい」と言う事でしたが、40代半ばに

なって仕事に対する意欲の低下や、体力的な衰えを感じた事も結婚を考える原因だった様です。

 

今まで結婚を真剣に考えた事は無く「ただ何となく生活していたらこの年になっていた」とか

「その内に自然と結婚するものだと思っていた」と言います。

結婚する友人がいても影響される事もなく、親を含め周囲から結婚の話をされた事も無かった

そうです。

その結果40代後半で婚活イベントに初参加する事になったのですから、もっと早い段階で気付

かせて貰えなかった事がとても残念だと思いました。

 

結婚は本人の意思に任せると言いますが、当の本人は何も考えていない事が分かります。

そこで「20代30代の時に結婚を考える様に言われたらどうだった?」と聞いてみたのですが、

「将来の事は何も想像出来なくて、その時になったら考えれば良いと思っていたので、自分にとって

結婚は必要か考える機会があれば良かった」と言った意見が多く聞かれました。

 

ウクライナでは戦争が始まってから、結婚するカップルが急増していると報じられました。

明日の事さえ分からないので、人生で大切な事を後回しには出来ないと言う思いがあるのです。

そして家族がいると言う強い気持ちがあれば未来に希望を持てると言います。

危機感を抱かないで生きられる日本は平和です。

 

決して『結婚しなさい』と言う事ではありません。

ただ、何もしないで普通に生活していて良い出会いがあった時に結婚しようなんて思わないで、

せめて自分の未来を想像し、自分の人生を自分でプロデュースして欲しいと思います。

 

新しい年を迎えるにあたり、考えるきっかけを作るのは家族や周りの方だと思います。

今年も多くの出会いに感謝し、来年も多くの方が幸せな結婚が出来る様に努めたいと思います。

良いお年をお迎えください。

 

 

令和4年12月1日  長野市民新聞掲載


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