結婚できます『婚活作法』

気持ち察する力必要

掲載日:2023年3月1日

同じ頃にご入会頂いた30代半ばの二人の男性が余りにも対照的なので、

お子さんとの関り方の参考になると思いましたのでご紹介します。

 

二人ともお母様が先ず相談に来ました。

一人は実家暮らしのA君ですが、普段からあまり干渉しないのですが、

『結婚した方が人生は豊かになる』とお母様は思っていましたので、結婚の

話をするタイミングを計っていました。

そしてA君の様子や言動から

「今が婚活を勧めるチャンスだ!」

と思い相談に来ました。

 

数日後A君本人から相談予約の電話がありましたが、実に要領を得た話し方で

印象が良く、実際に会ってみると、どんな話題も楽しく会話が出来るのは、

相手の気持ちを察する能力があるからだと思いました。

 

そして一人暮らしのB君は、お母様が色んな事に口を出す方で、現在の生活環境

から希望する結婚相手を延々と話していました。

後日B君を連れて相談に来ましたが、お母さんと同じ様な希望を持っていて、

話していてもどこか年齢よりも幼いと感じました。

 

二人のお見合いが始まり、明るくて話題が豊富な二人ですので次に進むケースに

なるのですが、ここで二人の違いが現れました。

 

A君の場合は、次の日程や会う場所を簡単に決められました。

女性と話をする中で色々と察する事が出来るので、どんな時間と場所が適している

のか判断できます。

しかしB君は、何から何まで聞いてくるのです。

 

分からない事を聞いてくる事はとても良いのですが、ちょっと考えれば分かる事や、

自分で会っている相手なのだから分かるでしょう?と思う事ばかりで、自分で考え

たり決める事があまり出来ません。

 

そして現在A君は順調に交際中ですが、B君はお見合いから次には進むのですが、

3回以上は続きません。

二人の違いは性格にもよりますが、A君は実家暮らしでも率先して家事を手伝っています。

庭の草が気になると草取りをしますので、自然と親御さんはA君に任せています。

さらに早く帰宅した時は、料理を手伝っていますので、

「天ぷらは油の後始末が大変ですよね」

と言う会話が出来るのです。

 

親子でも相手の役に立つ事をする気遣いはなかなか出来ない事ですが、これが察する力に

なっていると思いました。

B君は一人暮らしなので家事は何でも熟しますが、お母さんの言う事を聞き過ぎて自分で

考える事が出来ないので、何度か会った女性から言い訳が多くて頼りないと断れてしまいます。

 

最近の若者は他人との関りが少ないので、コミュニケーション能力が低下していると言われ

ますが、私は『察する力』の方が必要だと思っています。

実家暮らしの独身男性が多いのですが、家事を手伝っていると言う話はあまり聞いた事がありません。

親子でも何か役に立つことをしようと考えさせる事が出来たら、気遣いが出来る察しの良い人になれ

るのではないかと思います。

今からでもお子さんとの接し方を少し変えてみてはいかがでしょうか。

 

 

令和4年9月1日  長野市民新聞掲載


お問い合わせ

お電話でのお問い合わせ

受付時間:10:00 ~ 19:00

メールでのお問い合わせ

メールの返信には少々お時間を頂きます。
お急ぎの際はお電話にてお問い合わせ下さい。

LINE@に登録する

QRコードをクリックすると画像が拡大します。
お手持ちのスマートフォンからご利用ください。