男性が会話をしない
掲載日:2022年4月12日
県内に新型コロナウイルスに対する、まん延防止等重点措置が
発令された事で、婚活イベント等が中止になっている様です。
しかし、昨年婚活を頑張った会員の方や、婚活イベントに参加
した方の中には順調に交際に進んでいる方もいます。
今思うと本当に良いタイミングで出会えましたので、この出会い
を大切にして結婚に向かって欲しいと願っています。
昨年も上田市では『無料のLINE婚活相談』を6月~12月まで
開設しましたが、相談件数は115件でLINE登録者数は362名
と年々増加しています。
相談者は20代~70代で年代は違っても婚活の悩みはほぼ同じで、
「出会いの場がない」「出会いがあっても上手くいかない」等の相談が多いです。
LINE相談は他にも、長野市と木島平村から依頼され、イベント参加者から
20件ほど相談がありましたが、『異性と話をするのが苦手』と言う相談が多
かったのです。
それにしても昨年の婚活イベントは1年振りに各地で開催されたので、
抽選になる位多くの方が参加した筈なのに、マッチング数が思いの外
少なかった事と、連絡先を交換しても長続きしないのでいったい何が
原因なんだろう?と私が悩んでしまいました。
そこでイベントに参加した女性達に聞いてみると、
「男性が話をしないので話題作りや話を続かせるのに必死でとても疲れました」
と言うのです。
だから楽しい会話が出来た2~3名の男性に、女性の人気が集中してしまい
マッチングが少なかったのです。
連絡先交換では、『連絡をしなかった』『返信をしなかった』と数回のやり取り
で終わっていました。
イベントでは会話の仕方や服装のアドバイス等のセミナーをしていましたが、
その前の段階で人との関り方やコミュニケーションの取り方から始める必要が
あると実感しました。
そしてただ「楽しい会話が出来る人が良い」と言う相手の見方しか出来ない
のでは困ります。
出会いの場に参加する前に身に付けなければ、会話にならない、人を見る目が
ないままになってしまいます。
でも問題が分かれば解決方法を考えれば良いのです。今までの婚活方法ではダメで、
今後は新しい婚活スタイルのヒントが見えて来ました。
また、最近は子供にパラサイトしている親御さんが増えている様に感じています。
子供たちは真剣に婚活をしているのに、娘が結婚したら娘夫婦との同居を母親が
要求していたり、息子は真面目で恋愛経験が無いので、親が結婚相手の条件を出
しているとか、50歳を前にした息子さんが交際に進展したとしても、どうしても
孫が欲しいので30代の女性でないと親が猛反対するとか、これまでの親御さんの
ご相談とは違っています。
婚活者の意識をみてもこれはもはやコロナ禍で人との関りが無くなり、
外出の機会が減った事で親子関係が密接になった事で変化したのでしょうか?
親御さんには子供の幸せを一番に思って欲しいものです。
長野市民新聞 令和4年2月3日掲載