結婚できます『婚活作法』

親から必要性伝える

掲載日:2016年2月16日

結婚は初婚ばかりでなく、再婚・再々婚もあります。

再婚を希望するご相談も大変多いのですが、離婚の理由は様々でも、結婚して一度でも

幸せを感じた人は、再婚を希望します。

 

40代再婚希望の男性が相談に来た時、結婚して一番感じたのは、周囲の変化だと言いました。

「大人扱い」されたと言うのです。

上司から「君が結婚して本当に良かった、やっと安心したよ」と言われ驚いたのですが、結婚している

同僚や仕事関係者からも、同じ様な事を言われたので、40歳過ぎた男でも「結婚して一人前」と周り

から思われるのだと感じた彼は、結婚は自分にとって必要と分かったのです。

 

たとえ一度結婚につまずいたとしても、独身の頃より世間の風当たりは優しいし、彼自身が結婚して

良かったと思ったので再婚もしたいし、周囲の独身者結婚するように世話を焼くようにもなったそうです。

さらに「結婚とは世間的に自分を一人前の男にしてくれるのだから、そうだせてくれた奥さんに、もっと

感謝しなくてはいけなかった」と、これまた大人な結婚生活への反省の言葉でした。

 

その彼が見事に再婚を果たしました。

「離婚があったから、彼女と出会えた」と、離婚は人生の通過点だったと思えたのは、彼が幸せになれた

からなのです。

しかし世間では、中高年の再婚で度々嫌な事件が発生しています。

私が知る70代の女性は、全く違う結婚生活を送っています。

 

10年前に相談に来た彼女は、最初と2回目の結婚でご主人を亡くしていました。

最初の結婚では子供が授からず、再婚したご主人には子供がいましたが、県外で生活している子供たちは

父親が病気になった時、賢明に看病している彼女に最後まで感謝していました。

結婚生活は短くても、子供たちは今でも彼女を「お母さん」と呼び、孫たちとも交流があるそうです。

 

3度目の結婚を希望した時、彼女は60代だったので、また苦労するかも知れないと反対されたそうですが、

彼女は、ご主人を看病する年月が多かった結婚生活を、決して苦労だとは思っていませんでした。

彼女は「寝たきりになっていても、一日でも長く一緒にいたいと思っていたから、そう思える人がいないのは

寂しいのよ。誰かのために生きているのが幸せなの」と言います。

私がもし夫を看病する事になったとしたら、そんな風に思えるかしら?と考えると、彼女の深い愛情を尊敬

したものでした。

 

彼女は、3度目の結婚をして9年になりますが、3年ほど前に家をバリアフリーに改築したと聞いているので、

きっとそれが必要な生活になったと想像するものの、今年の年賀状の仲良く写った二人の写真を見て、彼女

の幸せが長く続くことを願っています。

 

結婚が自分にとって必要かどうか?と考えているのが、今の独身者たちです。

だから結婚の必要性を分かるように、お子さんたちに伝えてみてください。

 

 

平27年7月2日    長野市民新聞掲載

 

 

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