結婚できます『婚活作法』

2人の気持ち大事に

掲載日:2016年1月22日

お見合いから順調に交際し、2ヶ月で結婚を決めた2人から、深刻な様子で相談

がありました。

女性のお母さんがなかなか結婚に賛成してくれないとのこと。

「なんだ、そんなことなの」と、困っている2人には申し訳ないですが、もっと重大な

問題かと思っていたので安心しました。

 

今までにも何度かありました。

「子離れできない」「親の理想を押し付ける」「嫁として見定めようとする」と言う親御さんたち。

子供の為と思いきや、実は親のエゴだけで反対します。

確かに子供の結婚は親にとっては一大事ですが、愛情込めて育てた子供が選んだ相手ですので

育てた結果として親のエゴを捨てて受け入れる気持ちが必要です。

 

特に反対する親御さんによくあるのが、親子関係が上手く行ってなかったり、子供をちゃんと見て

いないケースです。

私から見たら、お子さんと結婚してくれることに感謝したいぐらいの相手だと思っているのに、訳の

分からない理由をつけて、親が縁遠くしているようにしか思いません。

親子関係が良くないと、まず親の様な性格の人とは結婚したくないと思うのが子供です。

だから親の想像を超えた相手を選びますので、親は理解出来ずに反対します。

 

また、自分の子供をみているようでも、子供は家と外では違う顔を持っています。

ましてや異性に対する感情は親には計り知れないものです。

親が良いと思う相手でなくても、案外うまく行くことだって沢山あるのです。

そして、結婚適齢期のころ、親のエゴから結婚を反対したばかりに、40代になっても結婚できない

男女の親御さんからのご相談もあります。

「今思えば、何で反対したのか後悔ばかりしています。他にいくらでもいい人がいると思っていた

のですが」と長い年月、後悔し続けている親だっているのです。

 

お母さんが思い描いていた娘の結婚へのイメージとは違うことへの苛立ちだった様です。

要するに、娘の相手は誰でも気に入らないのです。

だから交際期間が短いとか、男性のことを聞き出しては、何かと文句をつけてくるのです。

2人はそんな親の無理難題にも一生懸命応えていました。

しかし、何をしても聞き入れてくれないので、困ってしまい相談してきたのです。

 

何よりもこんなに彼女のことを大切に思っている彼が、とても傷ついています。

結婚を前に、今が一番楽しい時間のはずの2人が傷ついているのを見て、これも2人が

お互いを思いやり、助け合う良い機会になると思っています。

 

彼と出会いう前の彼女は、薄化粧でスカートよりパンツ、どちらかと言うと物静かな感じで

したが、2ヶ月ぶりに会って驚きました。

綺麗にお化粧をしてフリルのスカートで、見違えるほど華やかで素敵な女性になっていました。

彼に愛されることで、女性としての幸せと自信を持った娘の変化を、親が嬉しく思わないのが

不思議です。

彼の親だって、結婚の話を彼から聞いたときは、大喜びだったそうです。

お嫁に行く彼女にしてみれば、ありがたいことです。

 

私は2人に「お母さんは今インフルエンザにかかっていると思って、何を言われても気にしない

こと、だってやっと見つけた結婚相手なんだから、2人の気持ちをまず大事にして幸せになる

ことです」と言いました。

こんな時はいつでも、浅田真央さんのコーチのような心境です。

「何かあったら何時でも助けに行くから」

でも幸せそうな娘を見たとき、お母さんの体から変な菌は消えるでしょうね。

 

 

平成26年3月6日   長野市民新聞掲載

 

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