3日不在は困る思い
掲載日:2016年1月23日
今回は良い夫婦の話です。
4月22日と11月22日は「いい夫婦の日」と言われています。
先日、いつもの美容院で、いつもの美容師さんに髪を切ってもらっていると「若井さんご夫婦は仲が
良いですよね。その年代で仲が良い夫婦って羨ましいですよ」と、思ってもないことを言われました。
美容師さんは、38歳イケメンの3児のパパです。
我が家は家族全員彼にお願いしているので、家族関係をよくご存知です。
しかし夫婦仲が良いと言われる様な情報は、いまだ一度も彼には話していないし、そもそも仲良し
をアピールする実態すらない。
私は彼の言葉に驚いて「なんで?」と聞くと、彼の知り合いで離婚する人も多く、仲が良い夫婦が
あまりいないそうで、夫婦も長いこと一緒にいるとそうなるのかと、不安に思っていたそうです。
そう言えば、その時私は彼に50歳を超えたあたりから、夫婦で居た方が楽になったと言う話を
していました。
子供中心の生活から、子供たちが進学で家を離れ、いきない夫婦だけの生活になった時は衝撃を
受けました。
夫婦だけの空間は慣れていないせいもあって、とても居心地が悪かったのです。
思えば結婚して1年半後には長男が生まれていたので、夫婦だけの時間をほとんど経験していな
かったのです。
だから家に居るとどうしても夫しか視界にないので、最初は夫のやること言う事がいちいち気にいら
なくて、文句ばかり言っていましたが、生活のリズムに慣れてくると次第に変わって行きました。
子供たちがいないと洗濯物も少なくなり、部屋も散らからないし、一番の変化は食事です。
夫婦二人なら大量に食料品を買うこともなく、ちょっと高いお肉をゆっくり食べる時間が持てました。
そう、時間に余裕ができたのですね。
テレビもお笑いから旅番組に変わり、私が好きなサスペンスドラマを観ている脇で、夫がドラマの批判
をしていても気にならなくなりました。
時間に余裕ができたことで心にも余裕が持てたのか、イライラすることもなく文句も言わなくなると、
夫も居心地が良くなったのでしょうね、二人で時間が合えば出掛ける事が多くなりました。
40代までは友達と出掛ける事の方が多かったし、楽しかったのですが、最近では夫と二人で出掛ける
方が気を使わないし、食べたり歩いたりのペースが一緒なので、とても「楽」と感じています。
結婚して25年で見つけた夫婦の楽な距離感です。
しかし最近結婚する方々は、結婚して2,3年で夫婦の楽な距離感をつかんでいます。
それは結婚が当たり前の時代ではない世代なので、一緒に居ても自然に居られる「楽」と感じる人と
ちゃんと結婚しているからです。
そんな二人は「結婚しても何も変わらない」とか、「結婚した時よりも5年たった今の方が幸せを感じている」と
言うのです。
なんとも羨ましいと思いますが、そこには理由があります。
相手に感謝する気持ちを忘れないからです。
昔の様に簡単には結婚相手が見つからない時代だからこそ、余計にそう思えるのでしょうね。
私は入会する方々に、相手の見つけ方として、恋愛と結婚の違いを話します。
恋愛は相手の気持ちがどうであれ、自分がドキドキときめいていれば良いのですが、結婚は相手が3日
居なくなれば困ると思う気持ちです。
それだけ生きていくのに必要な相手だと言うことです。
結婚してそんな風に思えたなら、それが「いい夫婦」なんです。
平成26年5月1日 長野市民新聞掲載



